桂古流コルソ展 桂古流コルソ展はお客様が買い物の視線を遮らないようにとの配慮から、高さ40~55cmという約束があります。会場、季節やお客様に合わせて自ら変化することが桂古流の求める美のひとつです。
中村素華 ツタ、小菊 ワイヤフレームを自由に曲げて制作しました。サイズの限られた中でツタの絡まる面白さを表現しました。
外山文華 桜、水仙、チューリップ、菜の花 作品に対してきめ細やかな注意が払われています。 決して手を抜かず水仙と菜の花のコントラストまで計算し尽くされています。
田口雅幸 松、椿 懸崖の松を角の壺から一気に下げました。その潔さに息を呑むようです。椿の根〆が作品を引き締めています。
染谷桂昌 椿 明るい茶系の陶器からスッと伸ばした一枝がとても象徴的でした。足元の蕾も可愛らしく冬の凛とした空気が漂っています。
杉村暁華 青文字、スイトピー、スプレー菊 レモンイエローの角というかなり目立つ花器を選びました。主役は譲り花材は優しい青文字と薄いスイトピーであしらいました。
仁保八舟 ジャスミン、椿、水仙 縁起良くコマの花器を用いました。お庭に生えているジャスミンの紅葉が面白くしなっているので、表情を活かして制作しました。
櫻井更芳 トルコ桔梗、菊、ドラセナ、ラン、青文字 柔らかい印象の球形花器に覆うように花材を配しました。ランは最近人気の濃い臙脂色です。
斉藤珠華 赤珊瑚水木、ガーベラ ピンクのヒモをポイントとして様々な円を空間に描きました。濃いガーベラも高級感を高めています。
㕝子佳華 シルバーオーナメント、スイトピー、タマシダ シルバーの花器とオーナメントで、鋭い重厚感あるお生花に仕上がりました。スイトピーもタマシダを加え有機的な加減も丁度良かったです。
熊谷華樹 雪柳、啓翁桜、ラナンキュラス、 花器の裂け目を利用してリングを引っ掛けました。通常の作品では出せない空間を演出しました。
岸華生 啓翁桜、スイトピー、タマシダ 辰年なので竜のオーナメントが作品を賑やかにしています。啓翁桜は春に先駆けて咲きます。スイトピーと共に優しいピンク色に包まれました。
大宮華道連盟 春の華展
会長 桂古流 細田好草 八重桜、カラー とても太い桜を立てました。スッと伸びた枝を活かし、塊部分との対比が目をひきました。
波多野敦華 紫陽花、みやこ忘れ 鈍色の楕円水盤にゆったりと枝を配しました。初夏らしく水面を見せて涼を呼び込む作品となりまきた。
高橋典花 朝鮮槙、連翹 二重切の登り活けです。朝鮮槙と連翹の変化が面白かったです。
関根華瑛 紫陽花、カラー、ドラセナ 芽出しの紫陽花は父華慶が好んだ盛花花材です。枝筋が捉えやすく季節感も表現できます。
日本いけばな芸術展西部本展
桜(御衣黄)、キャラ、カラー 大阪高島屋で開催された展覧会です。4年ぶりの開催です。理事として東部から出品しました。花台のかわりに緋紙を敷きました。
日々のお稽古
桂会講習会 「花器を突き抜けたように見える花」
荒天柳とカラーを使って花器を突き抜けたように見えるいけばなです。水盤とコンポートを組み合わせました。
講義では錯覚について学びました。皆様熱心にお稽古されています。
桂美会研究会 カキツバタの3花7葉
カキツバタは古くから愛されてきた花材です。和歌にも読まれています。草花のお生花とは違う葉組物になります。
桂美会は父華慶が担当していた研究会です。若い世代も入会し和気藹々とお生花を楽しんでいます。