埼玉県いけばな連合会展 2月25日〜28日 埼玉会館展示室 今年で50回を迎える県の展示室です。埼玉会館が大規模修繕のため28年は休館となります。 今回桂古流は19名の方が出品されました。
長谷川郁華 槇柏・木瓜 シンパクはただの緑の枝ではありません。非常に高価で、成長の遅い木でもあります。お生花には欠かせない風格のある材料です。
中村智風 ハクモクレン、ヒバ 螺鈿の三管花器にいけました。難しいハクモクレンはすぐ折れる花材です。どこも交差しないように注意します。
加藤珠遊 黄金伊吹・椿 色と形が違うものを組み合わせて、2種いけとしました。大変ステキでした。椿は今の時期を象徴しますが、お生花にする時は葉の分量を意識します。
細田好草 岩南天・コデマリ・グロリオサ 平席に似合う投入を考えていけました。大変豪華でした。グロリオサは葉が絡まりやすく注意します。
柄澤華陽 レンギョウ・ラナンキュラス シャープなフォルムの器に自由なレンギョウの枝が縦横無尽に飛んでいます。大ぶりなラナンキュラスも締める役目をしっかり果たしています
白子妙花 木瓜、水仙、椿 野趣に富んだ花が活けられました。 できるだけ自然に見せたかったので、最小限しか手を加えませんでした。
田島華宣 棕櫚竹、アリウム 足元をスッキリ見せることでより縦長のフォルムを目立たせることに成功しました。 印象に残る作品でした。
曽根梅久 山茱萸、磯馴 2種合わせいけのお生花です。 磯馴はとても痛い植物です。しかし枝ぶりの美しさから明治初期の桂古流展覧会でもいけられています。とてもきれいに纏まりました。
萩原喜美華 赤サンゴ水木・アイリス 赤サンゴ水木に根〆付きのお生花です色の対比が美しく表現できました。 小作ですが品のある作品です。
鑓田佳翠 ソテツ・ラン・アンスリウム ソテツを丸く作り、柔らかさを演出しました。 色をおさえフォルムを目立たせました。
利根川華保 ベンケイ草・アンスリウム・シサル麻 平席に早春らしい色彩の作品をいけました。中心に植物の先端が集めるよういけました。
新井静月 晒しミツマタ・バンクシア 細身の花器に色のコントラストを効かせた作品に仕上げました。 枝使いが透明感をひきたてました。
井上喜富 山茱萸・ヒバ 一重切りの花器にいけました。 花器の手は両方横切ると上が落ちてくると考えます。 留側の枝は後ろをくぐらせています。
古屋美窓 ラン・アンスリウム・ストレチア カラー水引と洋花の相性がとてもきれいです。 光の当たり方も計算に入れコーナーの席で目立っていました。
森田美洲 木瓜・雪柳・カンガルーポー 重厚な壷の中に春らしい枝がのびやかに活けられました。 色彩も鮮やかでした。
奥澤久鳳 椿 椿の一色いけです。大変格が高いお生花です。 葉と枝のバランスを考えます。
日々のお稽古から
降幡絵美 桃・バラ 株分けでいけました。桃とバラの組み合わせも華やかできれいでした。
長谷川桃子 虫狩・アネモネ 今日は空間分割です。 普段は柄としていけていきます。 今回は地として空間に目をむけます。
桂午会研究会 2月28日 桃と菜の花の根〆付き 土曜日の研究会です。皆様楽しんでいけています。
桂秀会・桂正会 研究会 桃と菜の花の根〆付き 桂午会と同じテーマです。 桂古流では唯一花木と草花で組み合わせていいのが、桃と菜の花です。
桂会現代花講習会 3月8日 葉蘭を使った現代花 葉蘭は古典花に利用しますが、現代花にも応用されます細く切れ目を入れ独特の表情をだします。
廣田華由 山茱萸 パイプ二重いけです。 太い幹を上手に活かしました。切り口や太さの調整など目に見えない部分も気づかいました。
3月のフラワーアレンジメント 家元総司、新藤京華の主宰するアレンジメント教室です。 月曜クラス、木曜クラス、土曜クラスとも月一回です。 今月はイースターのイメージです。
桂翠会研究会 花蘇芳のお生花 花蘇芳はマメ科の落葉低木です。 独特の木肌をしており、矯めるのに苦労します。 活け上がりを楽しみに、皆さん奮闘中です。
村松瞳 黄葉小手毬、ガーベラ、ドラセナ 投入れです。一生懸命お稽古した成果が出ました。枝の止め方やお花の入れ方も上達してきました。