第59回埼玉県いけばな連合会展 埼玉県いけばな連合会は、2つの会が合併した事から名称がついたとされています。県内44流派、725人の会員が入会する、大きな組織です。今年で60周年を迎えます。
杉村暁華 赤目柳、椿 鶴首の竹筒に2種併せ活けを立てました。鶴首も規約が多く難しい花器ですが、引き締まった姿になりました。
菅原華節 チューリップ、ドラセナ、カリフラワー 外国製の野菜入れの陶器に活けました。カラフルな色彩に併せて華やかなチューリップとドラセナを組み合わせました。
萩原喜美華 マンサク、孔雀ヒバ 辰砂の壺は公害問題で製造が中止となってしまいました。この色の花器は新規では手に入らなくなりました。濃い赤とマンサクが豪華な立活けに致しました。
宮園良華 六世好唐金薄端 桜、信夫ヒバ 桜と信夫ヒバを何度もお稽古して、本番に臨みました。安定した形になってしっかり留まりました。
外山文華 小手毬、磯馴 優しい小手毬と強い磯馴が良いコントラストを醸し出しています。重厚さだけではなく優美さが備わっています。
大塚知華 伊吹、ダリア 六世好唐金薄端 足元の美しさが一際光る立活けです。前住から露落としがしっかり付いているのでダリアの脚がしっかり隠れました。
蕨高校卒業式壇上花 桜、雪柳、ダリア、百合、バラ、木苺
華道部員が卒業生のために心を込めて活けました。間もなく卒業する部員も一輪ずつ挿しました。
叡明高等学校卒業式壇上花 小手毬、ストレチア、フェニックス、百合、アルストロメリア
白龍、玉兎がメインになって部員と制作ました。先生からも褒められました。
日々のお稽古
桂秀会・桂正会研究会 桃と菜の花の2種併せ活け
桂古流では花木と草花の2種併せ活けは致しません。花木と緑の枝、草花と緑の枝で考えます。桃と菜の花だけは例外です。
桂秀会桂正会は、祖父先代華盛の時に創立した会です。先輩達が新入の会員を可愛がりとても仲良く活動しています。
桂会講習会
今回の講習会はアリアムスネークヘッドとガーベラを使いました。それに似ている人工素材を合わせて普通では立たない作品にしました。
桂会講習会では、積極的に現在の素材をいけばなに取り入れています。京華がデザイン監修をしています。
白龍による講義もとても分かりやすいと評判です。一人一人に丁寧な解説をして参ります。
桂美会研究会 桜と孔雀ヒバの2種併せ活け
桜と孔雀ヒバの併せ活けです。ただ混ぜて活けるのではなく、それぞれの花材を引き立たせるようにします。歴代家元の規約には花材に対する愛情と気遣いがあります。
桂美会は先代華慶の研究会です。先輩、後輩とも仲良く和気藹々と立活けのお勉強をしています。
今回は運良く、白龍による「桜とお花見について」の講義をお稽古の後に聴く事ができました。