いけばな協会展 二次展 新宿高島屋で行われた、第54回いけばな協会展です。 桂古流の出品数は38人という多さでした。 この人数は総合第4位です。東京以外の流派としては第1位です。 会員の作品レベルも高かったと思います。 古典花、現代花とも試行錯誤を繰り返しました。 都内の展覧会にも関わらず、浦和の家元本部への入会問合せを頂きました。複数の方が入会されました。
斉藤珠華 熊谷華樹
グリーンネックレス・ガーベラ・エアプランツ・ブーゲンビリア ガラスの瓶に金のワイヤを編んでつなげました。黒の敷き紙の上で、全て引き立ちます。
福住祐果 スライス百日紅・タマシダ 小品ですが、珍しい素材を組み合わせて作りました。分量や空間などいろいろ試行錯誤しながら作品しました。
大澤松芳 チャボ檜葉 二管いけです。高い器に低く横ウロコを入れます。また低い器に高く縦ウロコを活けます。陰陽を和合させるためです。
西尾紀華 桜・ガーベラ 重ねた広水盤を大胆に構成じした。水面にも細工しました。枝のバランスやガーベラの分量などいろいろ気を使いました。
古屋美窓 垂れ桂・棕櫚・ボケ 三種あわせいけです。垂れ桂はお店で隅の方に置いてあった枝を見つけてきました。材料の吟味もよく、上手にいけました。
池田柊月 ツツジ、孔雀ヒバ 二重いけです。主位の形で下口が用ながし、上口は主位で止めながしです。ツツジは曲がらない花材ですが、上手に活けられました。
石井小夜 ボケ 客位のたちいけです。シャープな姿の花器におおらかな形にいけました。
いけばな協会展 三次展
外山文華・丸林静香 木瓜・オクロウレルカ・アンスリウム 甲羅型花器に木瓜を大らかに活けました。枝を広げた分、足元は引き締めました。
飯塚美楓・櫻井更芳 山茱萸 桂古流の5管いけです。伝書にも一番最後のページに掲載される程の難易度です。全体のバランスとひとつひとつの完成度が求められます。
柄澤華陽 金伽羅・トルコ桔梗 いけ口が広がっている器に難しい金伽羅をいけました。 用の下に下用をたして、五行に活けあげました
澁谷鶴遊・早川旭花 啓翁桜、槇柏 品格のある三管いけです。それぞれの枝が交差しないように気をつけながら、枝の向きや縦ウロコ、横ウロコを変えていけます。
㕝子佳華 亜鉛花留、金銀ヒモ、赤サンゴ水木、ラナンキュラス 何度もヒモの結び方を工夫し、一体感を出すようにしました。真ん中に使ったラナンキュラスはブラックジャックという商品です。
下田華美 バラ 美しい布のイメージを大事にしながらインディゴからアイボリーまで柔らかく配置しました。
日々のお稽古から
桂会講習会 アルミワイヤを使ったいけばな 青い珊瑚水木をアルミワイヤで形にします。何本も組み合わせて立体にします。とても高度な作品で苦労しました。
桂秀会・桂正会 研究会 花留め轡をつかって
今回は蝶の型です。カキツバタをいけます。
桂朋会研究会 カキツバタの株分け
今回の桂朋会はカキツバタです。 初夏を代表する花材です。 葉は株になって生えています。 一度バラして長さを調整し、組み直します。 手間のかかる活け方ですが他にはない美しさです。
日本いけばな芸術中国展(後期) 広島そごう 5月23日から25日
華道アーチスト協会展 有楽町交通会館地下1階 5月21日から25日