さいたま市いけばな芸術展 4月17日(金)から19日(日) 埼玉会館地下展示室
石川麗華 木苺・枝ピー・ガーベラ・レースフラワー タワー型の作品になりました。 植物が成長する姿を形にしました。 彩りも淡い花を選びながら、上の方まで届くようにしました。
馬場永倖 板谷楓・芍薬・著莪 楚々とした姿は日本画のような仕上がりです。空間を生かして新緑の魅力を最大限引き出しました。
鈴木俊華 小手毬・クジャク檜葉 透かしの唐金に二種で活けました。細い小手毬を形にするのはとても技術のいることです。よく活けられました。
櫻澤和邦 伊吹・ツツジ 三つ足鼎に活けました。 伊吹の魅力を消さないようにツツジを合わせていきました。
斉藤珠華 シラカバ・茴香・紅花 平席は高くしたがるものですが、高さを消していくとこの様な魅力的な作品になります。春を上手に演出しました。
岸華生 ツツジ古木・アスパラガス・グラジオラス ツツジの古木とアスパラガスを対比させました。 グラジオラスの色味を最小限におさえて、形やボリューム感を全面に出しました。
日本いけばな芸術展(一次展) 日本いけばな芸術展です。一次展は名誉総裁、常陸宮華子妃殿下のオープニングのテープカットで始まりました。 家元新藤華浩は、いけばな芸術協会の理事です。妃殿下に会員を紹介する役をいただきました。
宝利華邦 枝垂れ松・蔓梅擬 六世家元華盛の生家より譲り受けた松を活けました。 堂々とした作品に仕上がりました。
早川旭花 五葉松 三重切り 三重切りは、それぞれの活け口から大きさ・型・ボリュームを変化させて活けます、非常に高度ないけばなです。
中村智風 ニシキギ、白竜胆 三重切り控えの上口越え ニシキギの控えで、上口の竜胆を飛べ超える大変難しい活け方です。何カ月も練習した甲斐がありました。
日本いけばな芸術展(二次展) 日本いけばな芸術協会は1966年に発会しました。初代名誉総裁は高松宮喜久子妃殿下でした。桂古流は歴代家元が協会理事に就任しています。 展覧会は1967年より開催されています。今回は48回展です。奇しくも九世家元の年齢と重なりました。
鈴木俊華 五葉松・バラ 客位の席でしたが、立派にお生花を活けました。 文人では不老富貴と呼ばれる組み合わせです。
大塚知華 糸檜葉・椿・蘭 三種併せ活け それぞれ個性の強い花材を上手に組み合わせました。 優しく枝垂れる糸檜葉の下の可憐な蘭が一際輝いて見えます。
大磯うつわの日 「富田啓之展 陶に咲く」 参加作品 10月23日〜25日 大磯駅前 大磯迎賓館
大磯は明治以来、日本の別荘地として発展してきました今も街並みや人の佇まいがゆったりしています。 毎年開かれる大磯うつわの日で、富田啓之氏に添え花を頼まれました。 今回は添えるというより対等の扱いを受けての展示会となりました。 二階の海に向って開かれた窓辺にお生花を活けました。
夜に行われたレセプション風景です。
今回は桂古流家元新藤華浩の他に古流・大觀流副家元大野理瞳先生、大和花道会長山田尚俊先生も参加されました。
続いて同一花材でのデモンストレーションです。今回はナナカマド・鶏頭を使いました。 私は大口の壺でしたので、敢えて半分に収めるように引き締めて形作りました 水につけない横棒がアクセントになっています。
富士流しとは違った魅力を出したいと思いました。大水盤に轡と万年青でいけました。
花留轡は戦国時代に端を発しました。江戸中期に現在の形になったと伝えられます。
今回はおめでたい鶴の形です。
風船唐綿にヒモ鶏頭(アマランサス)を合わせました。足元には万年青を配しました。
穏やかな大磯の光を受けて柔らかい表情の作品になりました。
二階の鏡台前の器にはダリアを活けました。 真ん中にはめ込んである絵画ととてもきれいに出会いました。
日々のお稽古から
桂会研究会 和風の株分け 10月18日
株分けは2つ以上の株を活けて1つに見立てる活け方です。 株分けに和風という花材を限定することで、テーマを絞り込みました。難しいテーマでしたが、皆様頑張りました。
桂会研究会(午後) 展覧会前で、会員もモチベーションが高まっているのか午前、午後ともたいへん混んでおりました。