帝国華道院いけばな大賞 3年前に桂古流は帝国華道院に入会しました。 入会にあたり粕谷理事長が桂古流会館を訪ねてくださり「若い力を注いでほしい」とおっしゃられました。 「桂古流らしさを崩さずにがんばりましょう」を合言葉に出品者一同努力してきました。 昨年は柄澤華陽さんが入賞、今年は大塚洋甫さんと松沢厚見さんが入賞しました。 賞が取れたこともすばらしいですが、出品し続けることに最も価値があります。皆様お疲れ様でした。
チーム桂古流 オリンピックでメダリストにわたすビクトリーブーケ部門に出品しました。和のおもてなしをテーマにしました。
野口文草 綿の木・リボン 色彩の調和に気をつけて製作しました。楽しみながら活けたのが、伝わってきます。日本いけばな芸術展、コルソ展に続いての出品でした。
新藤京華 行李柳、グリーンカラー、ダリア、バラ、カーネーション 桂古流らしいあか抜けた華やかさを前面に出した作品です。帝国華道院とはテイストが噛み合いませんが、自分を曲げない作風は立派だと思います。
松沢厚見 写真、ベアグラス、石化柳、ほか ずっと前から準備して何度も失敗し、そのたびに新しいアイディアで克服しました。 まるでプロジェクトXのようでした。
桂古流 コルソ展 第十五回記念展 つづき 2015年11月9日(月)−11月11日(水) コルソホールにて開催されました
平席2番 青木紀久華 蔓梅擬・八手の実・藤づるほか 野趣に富んだ花材を器いっぱいに活けました。 力強い古木がアクセントになっています。
平席5番 碓氷悦華 流木、ウィンターベリー、アマランサス、など 平水盤から力強く立ち昇る枝が迫力ありました。アマランサスの緑が思いがけず存在感をだしました。
平席6番 江原政甫 檀、菊、ツワブキ 大胆にぬいた上の空間と、しっかり隠した足元が無理なくひとつの器に収まっています。冬から春への胎動を感じさせる作品です。
平席7番 大川保華 ビオラ、ポットグリーン アートブックを応用した素敵な作品です。細身のフレームチェアが透明感を引き立てます。
平席10番 川尻美与華 着色晒し素材、ドラセナ、ピンクッション 抛入花器に垂直方向に枝を伸ばして、力強さを出しました。余白を存分に活かした作品です。
平席9番 岡雪華 カークリゴ、キングプロテア、スターチス 低い作品で俯瞰した面白さがありました。カークリゴを丸めることで器の表面を隠してしまったのは、とても独創的な発想でした。
平席11番 柄澤華陽 五色唐辛子・落ち葉ほか 会場を活かした作品に仕上がりました。 夢のある自転車フレームに前は可愛らしい花束、後ろは元気な五色唐辛子が顔を出します。
平席13番 櫻井更芳 羅漢槇・スプレー菊 補色の関係を上手にまとめられています。小さい器から大きく活けるのは難しいですが、サラッと完成することに技術の高さが見られます
平席15番 高橋典花 ニューサイラン、バラの花と実 ニューサイランを編み上げたように作りました。バラの花と実がとてもキレイに色が出ていました。
平席17番 田口雅幸 五葉松、ドウダンツツジ、菊、鳴子ラン、ヒオウギ 立派な木が圧倒的なボリュームがあります。錦秋の山々という表現がぴったりでした。
日々のお稽古から
万年青は格別な花材として、活けられています。桂古流家元本部では年の初めに活けることとなっています。
桂会研究会(午前) チューリップを使った花
日本でもっとも愛されている花のひとつがチューリップです。 今回はチューリップをテーマに勉強しました。
講義はフローリスツフラワーについてでした。
桂会研究会はお互いの作品が違うので、見学するだけでも勉強になります。 午後も大変混みました。
桂午会研究会 啓翁桜の用流しいけ 桂古流では流しいけが7つあります。桂古流の七変化と言います。今回はその1つ用流しいけです。
用流しいけは上下に開いてしまい難しい形です。囲の枝を注意して選びます。横ハズでいける方が良いでしょう。
わかば会研究会 家元本部の皆様を対象にした研究会です。 本部教室、華道部などで師範を取得した人を対象にしています。 私が生まれたのを機に六世家元華盛が創設しました。
今回はバレンタインをいけるというテーマです。 リーフリボンやシサルオーナメントを使いながら、生花の美しさを表現するようにしました。 スイトピーやチューリップ、ラナンキュラスなど春を代表する花々に囲まれました。