桂古流 コルソ展 第十五回記念展 つづき 2015年11月9日(月)−11月11日(水) コルソホールにて開催されました
中席29番 月岡博峰 サイプレス・菊 細身の薄端にしっかりしたお生花が入りました。堂々とした風格を感じます。根〆付きのいけ方の時は普通の留と入れ方が違います。
中席30番 辻村美枝花 ガーベラ・リューカデンドロン 様々な小物を組み合わせています。楽しくていつまでも見ていたい作品です。高さはありませんが奥行きを感じさせます。
中席32番 時田咲月 リョウブ・菊 額を作品の一部として使いながら活けています。前後の深みを増す手法です。秋らしく落ち着いた中にも芳醇な実りを感じます。
中席34番 萩原喜美華 紅小町、オンシジウム、ワックスフラワー、籠 高さを出す分、空間を上手に生かしました。補色の関係を意識してインパクトのある作品になりました。
中席35番 波多野敦華 キキョウラン、帯 柔らかい印象の作品です。緑のベース部分からのグラデーションがたおやかな表情になりました。
中席36番 福島康香 野バラ、クジャクヒバ、ボケ 前添え流しです。桂古流七変化の一つです。花材の選び方からして、とても難しい活け方です。
中席37番 藤野弘甫 山茶花、竜胆、菊、桜、ハマギク 角水盤の中に大らかに活けられました。 しっかりした印象の中に遊び心も含まれています。
中席38番 星野華照 嵯峨ギク、ベコニア 木工花器に二種合わせいけしました。すっきりした花器に鮮やかなベコニアが印象的でした。それぞれが体用留の三角形になるよう注意します。
中席39番 茂木奈祥 紅葵の実、オクロウレルカ、竜胆 器を縦に置くことで、紅葵の実とオクロウレルカを手前に大胆に使いました。
中席40番 森田和華 モンステラ、デンファレ、孔雀草 モンステラを大胆に使っています。デンファレと組み合わさり、南国の風景を想像させます。
中席41番 森本慶美 雪柳、ポンポン菊、モミジ、竜胆、ユキノシタ 猩々緋に染まった雪柳が主役として深まる秋をしっかり写し取っています。ポンポン菊が華やぎと優しさをくわえています。
中席42番 矢沢美風 雪柳、白竜胆 小作ですが、2種併せ活けをキチンと入れられました。雪柳のスジを綺麗に飛ばしてゆったりした姿になりました。
中席43番 柳澤恵華 トサミズキ、セロシア、小菊 丸型水盤に素敵な株分けが活けられました。一枚黄色い葉がアクセントになっています。
中席44番 山口梅耕 雪柳、孔雀草 秋らしいお生花になりました。お生花では先端から紅葉していく姿を表してます。足元の孔雀草が引き締め役をつとめています。
中席45番 鑓田佳翠 サラシ素材のもつ暖かさが、晩秋のまとまりをしっかり表しています。オンシジウムとユーカリ、クズウコンの葉が生命力をしっかりと表しています。
中席46番 米澤華章 ピットスポルム、クラスペディア かわいらしい鳥型の花器に玉子を入れて活けてみました。 存在感たっぷりの作品です。
中席47番 若林英子 サンセベリア、アンスリウム、ピンクッション 足つきの器で下に空間ができました。上のボリューム感がたっぷりしていても綺麗に活け上がっています。
小席1番 會田春華 ボケ・雪柳・竜胆・孔雀草・シャガ いけばなと書道の出会いを表現しました。
小席2番 新井正花 石化エニシダ・アスター 二重のパイプで活けました。下口は草花上口は枝ものです。 パイプの柱は両手切りになると上口が落ちると考えます。下口は右側の柱しか横切りません。
小席3番 金子理恵華 ドラセナインディアナ、ラナンキュラス、ブルースター しなやかな表情をドラセナが上手く出しています。ラナンキュラスが華やかな印象にしてくれました。
小席4番 小林華享 ガマズミ、イソギク、嵯峨菊 実物が入ると晩秋らしい表情が出ますね。少ない花材を上手に使って 足元の処理ができました。ゆったりした良い作品でした。
第17回いけばなと創作の会 津華忠社中いけばな展 4月1日から3日 川口リリアにて
6世家元から直接を立ち活けを習った津さんは厳しいながらも生徒さんの要望に応え、絵画や盛物なども指導しています。
毎年展覧会を開くことで、ますますやる気のある社中になっています。
尾間木公民館いけばな教室
尾間木公民館が新しくなりました。 この公民館のいけばな教室は6世家元華盛の頃より桂古流が担当しております。
3階教室でのお稽古風景です。 綺麗で広いお部屋です。 みなさま楽しそうに活けています。
日々のお稽古から
桂会講習会 視線を変えてみる
大きな作品をいける時、座っていけると圧迫感を覚えます。 立っていければ全景も見えるし落ち着いて作業できます。
コロンブスの玉子のように言われれば簡単なのですが、実際に体験するととても得るものが大きいです。
桂翠会研究会 菖蒲の株分け 菖蒲は葉組み物と呼ばれます。独自の組み方で葉を美しく見せる工夫があります。たちいけが一段と引き立つ活け方です。
広いデコラの水盤を使ってのお稽古です。手ぬぐいで葉をしごいて表面のケバをとります。