いけばな協会展 二次展、三次展 3月10日、11日 いけばな協会は、日本橋東急から始まり、渋谷東急、銀座松坂屋、上野松坂屋と展覧会場を移転しました。震災後は新宿高島屋になりました。
柄澤華陽 連翹(用流し) 用流しはタメを強くしなくてはならないので、連翹でいけるには、かなりの熟練が必要です。一色でよくまとめられました。器は富田啓之さんの新作です。
新藤白龍 グロリオサ・バナナ グロリオサの緋色がとてもよく映えました。バナナの置き方も上手でした。完成度の高い作品です。オリエンタリズム漂う作品となりました。
飯塚美楓 ・櫻井更芳 紅白木瓜 桂古流の花型でも最難度なものです。 枝同士を交差させず、五管の竹筒を寄せて活けます。 普段から努力している成果がでました。
岡雪華 大塚知華 伊吹・桜 主位と客位で二重活けを披露しました。 この作品は個別に見せるより二作同時に写した方が迫力を感じてもらえると思います。 いきている枝を鏡写しに活けあげました。
熊谷華樹・ことじ佳華 レッドウィロー・つる草 今回は合作が多かったですね。 こちらも二作同時に写しました。 赤と緑の補色関係、白と黒の明度差関係でコントラストのついた作品でした。 形が二つで円になっています。
池田柊月 晒山シダ・山シダ いけばな公募展はじめ数々の花展に出品し、しっかり実力をつけてきた作者の現代花作品です。白にピンクだけでなく、生きている表情を生の山シダを加える事で表現しました。引き締めが効いています。
大宮華道連盟いけばな展 毎年4月に行われますいけばな展です。氷川神社参道脇の図書館で開催されます。 今年も桂古流からは4名が出品しました。
細田好草 木瓜、百合、枝ピーその他 春の花材を大らかに活けました。器とも相性もよく、立派な作品でした。
柄澤華陽 あせび・ラナンキュラス・スターチスその他 緑を主体とした傾斜型の作品です。 シックな印象で緑の季節に合っていました。
高槁典華 磯馴・バラ 枝物の根締め付きのお生花です。露落しを入れる事で足元を隠しました。細かい点ですが大事なポイントです。
小林華b 枝ピー・金魚草・モンステラ 重量感ある器に高さを生かした作品に仕上げました。色彩も春らしい柔らかいトーンに纒めました。
すみれ会 書道展
石川麗里 リアトリス リアトリスの株分です。7本で縦鱗、3本で横鱗に仕上げました。書とたち活けはとても相性が良かったです。
日々のお稽古から 桂会講習会 インパクトドライバーを使う
今回の講習会はインパクトドライバーを使いました。
発泡スチロールに穴を開けてウォーターキーパーを仕込み独特の花型にしました。
日々のお稽古から 桂卯会研究会 ベッコウマサキの客位いけ
ベッコウマサキはまだ若いので弱々しく難しかったです。普段からお稽古を積んだ成果があってとても上手に活けられました。
お稽古の後の講習では桂離宮に話がおよびました。松花亭、笑意軒などの建築物から見える風景の意味などを研究しました。
日々のお稽古から 十人和笑会 夏はぜと芍薬の根〆付き
桂古流で最も歴史あるたち活けの研究会です。今回は夏はぜを主にしました。 難しい花材ですが新緑の美しさはこの時期ならでは魅力です。足元に芍薬を配しボリュームを加えました。
日々のお稽古から 桂秀会・桂正会研究会 花菖蒲の株分
六世華盛の手ほどきを受けた方が中心の研究会です。 今回は花菖蒲のたち活けです。 勉強も花菖蒲の品種から俳句、園芸に関わる歴史まで幅広く学びます。