第56回埼玉県いけばな連合会展
柄澤華陽 桜 特徴的な花器を使いサラッと桜を広げるように活けました。空間を大事にした作品です。
細田好草 山茱萸、百合、ツツジ 大ぶりの壺に春の息吹を元気よく活けました。見ている人を笑顔にさせる作品です。
長谷川郁華 ボケ、アンスリウム、松 黒の波型花器にボケを高く立ち上げました。枝筋とアンスリウムの面の対比が美しかったです。
斉藤美智華 スイトピー、カーネーション キラキラ光るオーナメントを多用しながら可愛らしい花が目立つようにいけました。多くの人が立ち止まって見ていました。
杉村暁華 土佐水木、ストック、椿、青木、マサキ 細長い花器を土佐水木を大らかに活けました。ストックの黄色と椿の赤が素敵なコントラストを表しています。
菅原華節 椿、菜の花、柿 箕を上手に使って柿の皮と干し柿を組み合わせました。後ろの椿と菜の花も可愛らしい表情を出しました。
岸華生 マンサク、孔雀ヒバ 六世好の薄端に2種併せいけと致しました。マンサク黄色が春らしさを醸し出しています。
萩原喜美華 カラー、エアプランツ、フリージア、ニューサイラン 白をベースに作品を構成しました。フレームと花器を上手に使いながら立体感を前面に出しました。
田口雅幸 蘇鉄、カラー、ブバリア、荒天柳、流木 平席で敢えて低くする事で存在感を出しました。カラーと蘇鉄が柔らかい線を描いています。
新井華友 朝鮮槇、アイリス 辰砂の壺に立ち活けをいけました。朝鮮槇の足元にアイリスを根〆として付けました。堂々とした作風です。
小島彩香 辛夷、ボケ、孔雀ヒバ 辛夷の幹がとても太くて存在感があります。孔雀ヒバを用側に、ボケを控えから留に配して活けました。
波多野敦華 マンサクを尊式花器にいけました。用の伸びやかさが作品にゆとりを与えています。お稽古の成果が出来ています。
矢作麗盛 氷室杉、菊 六世好の薄端に桂古流の五行いけを立てました。何ヶ月も前から試行錯誤して五行いけになりました。丁寧な仕事ができています。
日々のお稽古 桂秀会桂正会研究会 ボケと孔雀ヒバの2種併せいけ
古典花は一種いけが基本ですが、展覧会などでは2種併せいけもよく使います。今回はボケと孔雀ヒバでメリハリを出しました。
桂秀会・桂正会は祖父先代華盛の時にできた会です。皆様長い年月をかけてしっかり技を磨いてきました。最近は新入会員も迎え入れ、益々楽しく賑やかな会になっています。
桂翠会研究会 孔雀ヒバと桜の二重切り
二重切りは竹で作られていましたが、桂古流では先代華盛の頃から鉄パイプの花器を使用してきました。下口から登り上口から降ろします。
桂翠会は父華慶の時に創設されました。皆様朗らかに立ちいけを立てていました。
桂会研究会 黄色とピンクをつかった花
桂会研究会、今回は黄色とピンクを使った花です。副家元白龍の専門的な講座を楽しみに多くの会員が熱心に受講しています。詳しく時に笑いも取りながらの授業は人気あります。
作品指導も熱心にこなす副家元白龍。お弟子さんとのコミュニケーションも穏やかに対応します。