いけばな協会展 いけばな協会展はそれまでの殺伐とした展覧会に一石を投じお祭りのように和気藹々とした雰囲気を大事にしてきました。
杉村暁華 桜、孔雀ヒバ、万年青 唐金三管組花器 三管いけのお生花です。決められた空間にそれぞれの枝が交差しないように活けます。それぞれの花材も変化を持たせて活けます。
古屋美窓 晒し枝垂れ桑、プロテア、シンパク 唐子人形足付き薄端 3種併せ活けです。豪快に枝垂れ桑を下げ、足元をシンパクで引き締めました。プロテアも存在感ありました。
波多野敦華 椿、氷室杉 尊式青銅花器 2種併せ活けです。椿は葉の整理が難しい花材です。残し過ぎては形になりません、取り過ぎては貧相になってしまいます。丁度良いボリュームだったと思います。
福島康香 アメリカハナミズキ、孔雀ヒバ 螺鈿六角組花器 三管でも寄せ三管と呼ばれる活け方です。ギリギリの隙間を抜けて枝同士が交差しないように形を整えます。
野口文草 山茱萸、伊吹 唐金透かし抜き薄端 山茱萸の伸びやかな枝を大らかに使いました。伊吹の緑との対比がとても良い調和を生み出しています。
時田咲月 シンパク、木瓜 六世好薄端 シンパクがとても綺麗に入りました。体は力強く見事です。足元のボケは華やぎを添えてくれました。
飯塚美楓 山茱萸 高脚六世好薄端 立派な山茱萸を高脚の薄端に収めました。花器の品格に合う堂々とした山茱萸のお生花です。枝取りも申し分ありません。
調神社夏期例大祭奉納花 朝鮮槇、竜胆
調神社(つきじんじゃ)は浦和の鎮守様です。夏の例大祭に奉納花をいたしました。桂古流歴代家元が神殿に一番近い上座に奉納致します。花器は六世好薄端です。花台はは螺鈿巻台を合わせました。
県会議事堂の花 氷室杉
二重切登りいけです。花物が手に入りにくいので枝もの一色にしました。花器は富田氏作の赤い陶器です。古来赤は魔除けとされてきました。新型コロナウィルスの感染が早く収束することを願って使用しました。
日々のお稽古 桂会研究会 投入れ
投入れは剣山に頼らずに活けます。盛花より留めるテクニックを要します。
桂古流ではすっかり定番になった白龍の講義もいけばな史を交え熱のある授業となりました。
久しぶりの投入れでしたが皆様工夫しながらご自身の世界を表現されました。
投入れのテーマは人気がありました。午後もたくさん出席されました。ご自身で育てた花材も使われています。
午後は一般会員とともに役員も熱心に参加されます。
桂月会研究会 朝鮮槇と竜胆の客位いけ
立ちいけは主位と客位があります。本勝手、逆勝手とも言います。枝選びから逆になるので戸惑います。
桂月会は月曜日に開催される研究会です。皆様難しいテーマにも挑戦されています。