いけばな協会展 いけばな協会展はそれまでの殺伐とした展覧会に一石を投じお祭りのように和気藹々とした雰囲気を大事にしてきました。
鈴木雅桂 瓢箪、ヒペリカム、金属素材 独特の花材を集めて自分の世界観を表現しています。金属素材と瓢箪という一見合わなそうな組み合わせですが色相が揃っているので調和が取れています。
岡雪華 木瓜、孔雀ヒバ 六世好薄端 六世好の薄端はお生花にとても合います。木瓜の紅白と孔雀ヒバで2種いけにされました。細い枝を体内に整えました。
丸林静香 南天、孔雀ヒバ 三つ足鼎 南天に楔を入れて曲をつけました。スラリとした南天の幹が孔雀ヒバと良いメリハリを出しています。
渋谷華倖 石化柳、金伊吹、 透かし彫り薄端 石化柳を高らかに立ち上げ雄大なお生花に仕立てました。金伊吹が入る事で瑞々しい生命力を感じられます。
斉藤美智華 ハラン、オーナメント 三角形の水盤を大胆に使いました。花席を半分に仕切ったような構成は迫力があります。柔らかな印象のオーナメントで春らしさを表しました。
小島彩香 ハナミズキ、孔雀ヒバ、 透かし薄端 矯めが効かないハナミズキをうまく組み合わせて活けました。足元に孔雀ヒバを添えて豪華さを引き出しました。
さいたま市いけばな芸術展 4月8日から10日まで埼玉会館にてさいたま市いけばな芸術展が開催されました。新藤華盛が会長になって初めての展覧会でした。当日は清水市長もお越しになって賑やかな開会となりました。
家元 新藤華盛 錦木 五行いけ 唐金薄端 先代華慶が好んだ薄端に五行いけで錦木を立てました。生け込みの時は小さかった芽がどんどん芽吹いて瑞々しい姿に変わりました。
家元総司 新藤京華 小手毬、スカビオサ、デルフィニウム 銀彩花器 小さな花器と大つぼを組み合わせ、作品にダイナミックな動きを取り入れました。ほとんど切らない小手毬の迫力と洋花の可憐さが、魅力的な対比となりました。
新藤玉兎 銀彩組花器 ツル、ブドウ いつもお洒落な作品の玉兎にしては思い切ったイメージチェンジとなりました。溢れるブドウと暴れるツルは若者らしさが感じられら作品になりました。
副家元 新藤白龍 バナナ、芭蕉の葉、海藻 独特の世界観を大事に温めながら仕上げる白龍の作品は共感するファンが必ず撮影する程です。試行錯誤の跡が残っているのが可能性を感じさせます。
清水市長に展示作品を説明して回る家元
家元より清水市長にご挨拶