さいたま市いけばな芸術展 さいたま市いけばな芸術展は、さいたま市いけばな芸術協会に在籍する作家の展覧会です。 桂古流からは36人も出品しました。毎年1番多くの出品者が桂古流です。
柄澤華陽 エニシダ、アンスリウム、ガーベラ 蔓で下垂しているオリジナル花器を目立たせる様にいけました。主役が花器の時は無理にお花を豪華にせずサラッと活けるのもテクニックです。
ことじ佳華 石化柳、ガーベラ 剣山無しで立たせています。最小限の花材で安定する位置をしっかり計算してあります。
加藤珠遊 桜(天の川) 竹の二重切です。細身の器に天の川を活けるのは難しいです。
大坪華真 梱包素材、スターチース フォルムを意識して流れるように構成しました。色の変化も魅力的でした。
宮園良華 伊吹、芍薬 風格のあるお生花でした。伊吹は続流しにしました。芍薬との対比も剛柔の魅力をひき立て合えてよかったです。
中村明日花 包装紙、チューリップ、 造花と自然のチューリップの出会いが面白い表情を生み出しました。沢山の色を混ぜても散らからないのは配色を工夫した結果です。
さいたま市浦和区役所の花 マンサク、シンパク
さいたま市浦和区役所は常盤にあります。六世好薄端に活けました。マンサクは金縷梅とも書きます。金曜の最終日には名前の通り黄色い花が咲きました。
県会議事堂の花 啓翁桜
県会議事堂は埼玉県庁庁舎の奥にあります。広い会場にゆったりと飾ることができます。今回は陶器の鶴首に啓翁桜を活けました。チャレンジして作られた花器なので私もチャレンジして活けました。
いけばな×瓦造形展 池袋芸術劇場
池田柊月 いけばな作家と瓦造形のコラボレーションです。 桂古流からは池田柊月が参加しました。決して主張しすぎず、瓦の素材を取り込みなが自身の世界観を表現しています。
イケバナインターナショナル埼玉支部展覧会
新藤白龍 石化金雀枝、シンビジウム、チューリップ他 さいたま新都心で開催されたイケバナインターナショナル埼玉支部の展覧会です。桂古流からは新藤白龍と柄澤華陽が出品しました。
柄澤華陽 万年青 万年青のお生花です。万年青は枚数ごとに挿す場所や名称が増えます。ここまでの枚数を活けられるには努力が必要です。
令和5年桂古流いけばな展 説明会
5月の展覧会まで100日を切りました。今回は千変万華というテーマで開催することになりました。前期後期あわせて150名となる出品者がほぼ全員揃いました。
午後も満席です。花展実行委員長、副家元白龍の説明は分かりやすく、皆さん熱心に聴きながら展覧会の構想を広げていました。
日々のお稽古 桂会研究会 金を使ったお花
今回のテーマは金を使ったいけばなです。
白龍の講義は金の美術史です。世界史にもつながるテキストと三星堆遺跡出土の仮面と漢代の金印の実物に触れる貴重な体験も取り入れてあっという間の40分でした。
今回は皆様が色々と発想を凝らして準備してきました。花器、ラッピング、小物など多様な素材が溢れていました。
2月らしい春の素材との組み合わせも素敵でした。コーディネートする力もいけばなに求められます。
いけ方にも工夫を凝らし素材に頼りすぎない作品が多く見られました。
桂秀会、桂正会研究会 山茱萸の二重切り
山茱萸はマンサクと共に春を代表する花木です。二重切で上口を懸崖に活ける時にしっかりためられます。
桂秀会、桂正会は祖父6代家元華盛の時に創立しました。3代にわたって続けてくださっている方もいます。皆さん熱心にお稽古しています。