日本いけばな芸術展 4年ぶりに開催となりました。日本いけばな芸術展です。いけばな界の最高峰の展覧会です。ここへ出品して妃殿下よりお言葉を頂くことを目標に研鑽を積まれている方も多いです。
飯塚美楓・櫻井更芳・石井小夜 金伊吹・竜胆 3人席は今回から2作以内にとの規定ができたので、大水盤に3株いけとしました。金伊吹の凛とした姿が風格を表しています。
岡雪華 磯馴・万年青 磯馴をとても上手に扱う方なので今回も綺麗に仕立て上げました。万年青は自宅で丹精込めて育てたものです。
丸林静香 石化柳、竜胆・カラー 夏の間練習した井戸釣瓶です。難しい花材でチャレンジしました。一生懸命頑張りました。
利根川華保 枇杷・伊吹 先輩の思い出の花器と共に活け上げました。枇杷との併せいけは華盛の生花に掲載されている組み合わせです。
池田柊月 パイプ花器 信夫檜葉・竜胆 練習では信夫檜葉一式で活けていましたが、本番直前に竜胆へ変更しました。少しでも作品を高めるため努力を惜しまない姿勢が伝わります
岸華生 パイプ花器、伽羅 キャラを使った二重いけです。登りいけは上口と下口の関係が陰陽となるように活けます。何度も努力した結果が作品に表れています。
小島彩香 唐金寸胴 石化エニシダ エニシダは六世華盛が得意とした花材です。少しでも近づけるように何度も練習しました。石化していて難しかったですが!しっかり活けられました。
斉藤珠華 六世好薄端、糸檜葉、錦木、トルコ桔梗 糸檜葉は展覧会花材として人気のある花材ですが、一方で難しい花材でもあります。客位なので苦労も一入だっと思います。
萩原喜美華 チャボ檜葉、夏櫨 チャボ檜葉は手に入り辛い花材になってきました。曲が強く難しかったですが上手にまとめ上げました。
星野華照 竹製二重切、朝鮮槇 デパートのような乾燥した場所では竹製の花器は怖いのですが、よくまとめ上げました。間に添えた山帰来も可愛らしかったです。
リッツカールトン東京装飾花
副家元白龍がリッツカールトン東京の宴会場に装飾花を活けました。 来客が足を止めて撮影していました。
学習院文学部同窓会講演会
副家元白龍が学習院文学部同窓会で講師として招かれました。 ウェブでの講演会ではいけばなの歴史について実演を交えながら分かりやすく解説しました。
日々のお稽古
桂翠会研究会 朝鮮槇の五行いけ
朝鮮槇は立ち活け花材として親しまれています。矯めやすく立ち姿も美しいです。桂古流の五行活けはそれぞれの性質を枝の形にあわせていきます。
桂翠会は先代華慶の時に設立しました。皆様とても仲良く、一生懸命にお稽古されています。
桂朋会研究会 朝鮮槇の五行活け
五行活けは陰陽五行説を理解した上で活けます。五行の性質を理解しながら役枝を、したてていきます。
桂朋会は父、7世華慶の時に設立した研究会です。皆様1枝ずつ真剣に選び、挿していきます。
古典華の研究会でも白龍の講義が行われる機会があります。今回の桂朋会では偶数論理から奇数理論への変換について話しました。